東北旅行5 野湯 奥々八九郎温泉
2006/6/28 28~30 二泊三日 走行1700k (ページ1/5)
北東北旅行は、2年前から計画されていたが、元々は3泊4日の計画だったのでみんなの予定が合わず、2泊3日に凝縮して無理やり変更し実現した。
0:30 27日23時集合だったがいつもどうり時間を守ってくれなく、なんだかんだで千葉を出発する。今までは最北が秋田県の下辺りまでだったが、今回は秋田県から青森県までへ向かう。いつもなら高速に乗らないが、片道1万円もかからないし(軽自動車で)仮眠や余裕を作りたかったので乗る事にした。
1:30頃 東北道浦和ICに乗り、秋田県の鹿角八幡平ICまで541㎞を走る。
3:00頃 那須高原SA
5:30頃 長者原SAで小休憩。
7:00頃 岩手山SA で、自分は土産コーナーの「なまはげの鼻くそ(ココア味)」に気をとられている時にジンケに呼ばれ、2006年サッカーワールドカップトーナメント、フランス対ポルトガルでフランスの快進撃のニュース速報を見た。ポルトガルにはクリスティアーノ ロナウドやフィーゴがいてフランスにはリベリー・ジダン・アンリなどそうそうたるメンバーの中ジダンがPKを決めフランスが勝利した。
ガッチャは朝食に、岩手名物のじゃじゃ麺を食べながら7:50迄休んだ。自分は朝食に仕事先のアメリカンドッグを差し入れたが、誰も興味を示さず。やけになって一人で全部食べた。
8:20頃 今から向かう奥々八九郎温泉に行くには、小坂ICで降りた方が近いが、いきなりでは感動が薄れそうなのと、コンビニにも寄りたかったので1つ前の鹿角八幡平ICを降りる。 コンビニに寄り、ジンケが朝食代わりにカップラーメンを車で食べ、臭いを出しながら国道を北上する。小坂IC を過ぎ、目印の「野口村」入口の看板を見つけ(かなりわかりずらい普通の白い看板)右折する。道なりに進みカーブの所で怪しげな林道を見つけ進む。(親切に小さい看板があった)細い未舗装のダートの道を道なりに進み、なかなかそれらしい所に出ないので不安だった。しかし前触れもなく急にひらけた場所が出てきた。奥々八九郎温泉だ。
奥々八九郎温泉は秋田県北の八九郎と言う地名にある天然のジャグジー付きの野湯。 この近くに規模は小さいが八九郎温泉、奥八九郎温泉の全部で3ヵ所ある。鉱山の採掘のためボーリングしたら温泉が出てきて放置されたらしい。
9:30頃 奥々八九郎温泉に到着。奥々八九郎温泉と林道を挟んだ川沿いに丁度駐車スペースがありそこに車を止めた。
地中から温泉と炭酸ガスが同時に力強く吹き出るジャグジー風呂。ここから湧いた温泉が3か所ある先人が掘って作ってくれた手造りの浴槽に流れ源泉掛け流しの野天風呂になっていた。
有名な野湯なので先客がいると思ったが誰もいなかった。(林道でジムニーを見かけたので)この時期は虫や熊やマムシが出るらしかったので、いなくてよかった。なかでも虻が凄いらしく5月~9月位までは虻に襲われて落ち着いて入れないらしい。曇りのせか小ぶりの虻が少し飛んでる位だった。とりあえずみんな撮影会。
この野天風呂は4つの露天風呂の中で一番大きく、この時期では温めで適温だった。「やばいカエル死んでる~!」と虫嫌いのガッチャが叫び、浮いているカエルにお湯をかけ移動させていた。
一人用の野天風呂が二つ。湯船の下はざらざらしていて、温泉の成分か下に溜まっているようだ。(ただの地面かも)立ち上がるとお尻や背中が真っ赤になっていた。
9:40頃 こんな山奥に立派な野天風呂があり感動する。メインの早速天然ジャグジーへ。「熱い~!」ガッチャが叫んでいた。ジャグジー風呂は結構熱めで頑張って入ってみると最初は熱いがなれれば入れる。(長くは入れなそう ボーっとしてくる)湯の出元が気になり、恐る恐る手で探ってみると石がゴロゴロしているだけで熱くはなく源泉の温度はそんなに高くないようだ。それにしてもこのジャグジーの勢いはかなり凄く体が浮いてしまうくらいボコボコ炭酸ガスが噴き出てくる。森の中に囲まれ大自然の中にありこの開放感は最高だった。
9:55頃 急に空が明るくなってきた。しばらくすると2匹の大型のアブ?かブヨ?が、お気に入りのぬる湯でくつろいでいたガッチャを襲ってきた。ガッチャは飛び上がり、全裸で叫びながら温泉の周りを2周逃げ回りそして転んで笑いが止まらなかった。今度は自分も襲われガッチャと二人で、もう1周仲良く逃げた。今度はいたる所からアブ?・ブヨ?・ハチが出てきた・・・。こうなっては落ち着いて入っていられないので大量発生してきた虫と格闘しながら着替え、車に逃げ込む!ガッチャは転んで膝を負傷した為、お気に入りの黒パンだけはき、車へ逃げ込んだ。着替えている時、良く下を見ると先客が倒したのか、虫の死骸がいくつかあった。虻などは晴れると出るらしい。この時期でも虫は凄い。去年の長野に続き夏場の野湯はアブ・ブヨ・ハチとの戦いだ。(でもいまだに刺されたのはジンケだけ・・・。)
もう少し奥々八九郎温泉に到着が遅れていたら、この虫の大群に圧倒され、入れなかったかもしれない。ガッチャがお気に入りの黒パン姿で擦りむいた膝を見ながらかなりへこんでいた。このハプニングのせいでこの旅メインの温泉の滞在時間はわずか30分位で終わった・・・。でも十分堪能出来たし、かなり内容の濃い30分だった。次は青森県目指し有名な観光スポットの十和田湖へ。
野湯 奥々八九郎温泉
住所 秋田県小坂町 泉質 鉄っぽい臭い 数台の駐車スペースあり 熊 マムシ 虫注意!
十和田湖は十和田火山の噴火で形成された二重カルデラ湖で現在も活火山として指定されている。最大深度327mは日本第3位。
ガッチャは縁結び餅と乙女像を合わせて写真を撮っていていた。乙女像の後ろから顔を出したら怒られた。この乙女像は昭和28年に高村光太郎が作った最後の作品として有名らしい。
天気は曇りで湖を見渡すと、濁っていたりして思ったより綺麗ではなかった。しかし太陽が出てきて、見て見ると透き通って見えて不思議だ。
遊覧船が3隻位クルージングしていた。近くの十和田神社に参拝に向かった。
11:27 十和田神社に到着し参拝した。十和田神社は807年に坂上田村麻呂が創建したとされていて、現在の本殿は1941年に建てられた。江戸時代には十和田の主である南祖坊が祀られ、現在は日本武尊が祀られている。社殿は歴史を感じ、趣がある。神社の周りは樹齢が凄そうな大木に囲まれ、幻想の世界にいる様な感じがして、もののけが出そうな感じだった。
次は有名な観光スポットの奥入瀬渓流へ向かう。
奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)は、青森県十和田市十和田湖畔子ノ口(ねのくち)から焼山までの約14kmの奥入瀬川の渓流で、渓流沿いには車道とともに遊歩道が整備されている。
12:00過ぎ 奥入瀬渓流に到着。奥入瀬渓流は国道と同じ位の高さを流れていた。車を走らせながらでも良く見える。滝がたくさんあり、その中でも一番大きい「銚子大滝」を見ようとしたが、通り過ぎてしまった・・・。(道路に看板はなく?歩いて散策だったのかも)
とりあえず車を止めれそうな場所へ車を止め、遊歩道を降りていく。観光客が2~3組いた。奥入瀬渓流は写真で見ても綺麗だが、目の前で見たらもっと凄かった。川の流れの音や空気が気持ちいい。でも小雨が降っていて邪魔だった。遊歩道の一部を見ただけでも素晴らしい景色なので、遊歩道のスタートから最後まで遊歩道をゆっくり探索すればすごく癒されるだろう。雨がちょっと大粒になってきたので10分位で車に戻る。ここの遊歩道は途中で車道に出たり横断しないといけないらしく車には注意が必要だ。
次にここから近くにあり、滝を眺めながら入れる奥入瀬渓流温泉・湯治の宿おいらせ(500円)に向かった。しかし大型観光バスが止まっていて、混んでいそうなので諦めた。次は近くの道の駅・奥入瀬へ向かった。
道の駅・奥入瀬に到着し、店に入り入口の前に積まれていた気になるりんご(630円)が気になった。シロップに漬け込まれた青森産のりんごが丸ごと一個入り、パイで包み焼きされてある。全国菓子大博覧会で金賞を受賞したらしい。クラチョンと自分が購入する。ガッチャは奥入瀬源流水(500ml)を購入する。次はしじみソフトを食べに道の駅・おがわら湖へ向かった。