長野・新潟旅行2 野湯 湯俣温泉3/3
2006/9/21~22 走行900k (ページ3/5)前のページへ
9:40 お腹が空いていたので恒例の温泉卵作り。
いろんな所の源泉温度を測るが、40℃~65℃が多く中々適温な場所が見つからなかった。一箇所だけ小さいが岩の隙間から80℃の所を見つけ卵をセッティングした。至る所から湯が沸いているが、湯気は少しで小さい泡がボコボコ出ている場所が多かった。黒くなっている源泉もいくつかあった。
10:00頃 おのおの個別で黄昏ながらコンビニで買った昼食を食べ景色に酔った。気温が低く日陰だとかなり寒かった。
10:18 お腹を満たしたら温泉卵が出来るまで風呂作りをする。誰かが作った湯船をいくつか探ったが適温の場所は中々無く、一箇所だけ適温そうな所があり、とりあえず足湯をした。しかし入ってみると源泉が所々出ていてその中に川の冷たい水が混じりあっていて、熱かったり冷たかったりして落ち着けなかった。下から源泉が出ているので油断すると足を火傷する。ガッチャが石を使い水量を調節したりしてみるが、難しかった。本格的に作ったら相当時間が掛かりそうだった。
陽射しがあたらず結構寒かったので、途中にあった晴嵐荘に行けば温泉に入れるしあきらめ、忘れていた温泉卵を食べる事に。
10:37 ガッチャが温泉卵作器を引き上げ中をみると二つ割れていてぐちゃぐちゃになっていた。(源泉が小さかったので無理やり10個入れて浮かないように石をのせた時に割れたらしい・・・)卵を割ってみるとほぼ完熟卵だった・・・。(40分も入れていた)半熟ではなかったがそれなりに美味しかった。
途中登山の格好した人が通りかかり、近況を聞かれたり自分達の服装や装備をみて「よくそんな靴で来たね~」とあきれた顔をして笑っていた。確かにスニーカーではでっかい石がゴロゴロしているので足が結構痛かった。よく考えてみれば天候が変わり雨が降るかもしれないので雨具や遭難に備えて食料も必要だし山をなめてはいけないと思った。晴嵐荘に戻る。
11:00 晴嵐荘に戻り吊橋を渡る。
建物の前には宿のスタッフらしきおじいちゃんが玄関前で立っていた。お風呂を入りたいと聞くと、泊まり客が一人いたらしく、ちょっと前に帰ったので、湯を抜いてしまったらしく入れないらしい・・・。湯が溜まるまでは1時間かかるそうだ。この辺の山の事をいろいろ教えてくれた(山は詳しくないのでほとんどわからなかった。槍ヶ岳や野口五郎岳が見えるらしい)熊も出るらしく途中通った「無名非難小屋」辺りに親子ずれで良く出るらしい。
露天風呂を見に行って見ると川が荒れた時に全部破壊されたらしく無残な姿になっていた・・・。おじいちゃんがサンダルで岩場を器用に歩いて(たまにコケて面白かった。)近くで入れそうな場所を教えてくれたが、汚れていたり温かったりして入れなかった。
11:20頃 出発した。湯俣温泉は2時間30分程の滞在だった。温泉には入れなかったけどいい経験出来たし良かった・・・かな?まぁいつもどうり・・・。途中おじいさんに聞いていた槍ヶ岳?の見える撮影ポイントで撮影。
ガッチャを先頭に立たせるとペースが乱れるので今度はクラチョンが先頭に立ち、何を思ったのか全力で走り出していった。二番手の自分もとりあえず付いていった。山道の全力ダッシュは足場が悪く、足がひねられるし足に負担がかかるので結構きつい。しばらく走ったが後ろの二人は見えなくなってしまった。
中々追い着いて来ないので道を間違えたのか心配していた。(向こうも向こうで熊鈴無いから熊に襲われたんじゃないかと心配していたらしい・・・)20分程進んでいたら、ガッチャとジンケが走って追ってきた。
負けられないので一緒にダッシュした。ここからは総力戦だった。切込み隊長のガッチャに先頭を奪われ熊鈴を軽快に鳴らしながら先に行ってしまった。熊出没地帯の「無名非難小屋」も気ずかない位走った。走って走って、追いついても追いついても、あざ笑うかのようにガッチャは逃げていった。ガッチャの肉体は人間離れしている。ガッチャは遊び人のイメージが強く、「釣りバカ日誌の浜ちゃん」みたいなお気楽社員と思っていたが聞いてみると、某航空会社整備士で整備でガチコーン×2と、肉体を使う大変な仕事らしい。途中来る時には無かった「大きなうんこ」が道に落ちていたが、それ所ではなかった。写真を撮る余裕も無くガッチャを追いかけた。
12:00 山道も終わり、中間地点の山道入口に到着。ここからは早歩き程度で話しながら進んだ。帰りには陽射しが出てきていて湖が綺麗に見えた。
熱くなりガッチャは上着を脱いだ。
ガッチャはまだまだ元気で時折ダッシュしていた。「がんばろう!おぢや」と自分にファイトと言っている様だった。後半はジンケと自分が先頭に立ち、クラチョンとガッチャは少し離れバカ話をしている様だった。どうでもいい話だがガッチャの愛用の「唐草模様の巾着袋」は実はもう5代目位らしかった。温泉部にしか使ってないらしいが、温泉部は結構過酷なのですぐ破けてしまってたらしい。でもいつも予備用も買っておいているらしく安心だ。
最後の1kある「高瀬隧道」を歩いている時、後ろの方から歌が聞こえてきた。ガッチャとクラチョンが懐かしい「ファミコンウォーズ」のCMの歌を歌いながら凄いスピードで追ってきた。(写真左上)「カ~チャンタチニハナイショダゾ~♪」ガッチャが隊長で部下のクラチョンは呼称していた。18年前だ・・・懐かしかった。あっという間に抜かれていってしまった。ジンケはガッチャについて行ってしまった。
12:45頃 隧道を抜け高瀬ダムに到着。帰りは1時間半掛からなかった。帰りの方が早く着いた。前半の山道はほとんどダッシュで、後半の平坦な道は早歩きだった。まだまだ若い・・・。