西日本旅行 出雲大社 参拝1/2
2014/10/4~12 7泊9日 走行3200キロ (ページ2/29 ) 前のページへ 2025/5更新
一日目 2014/10/4(土)
15:15 出雲大社外苑駐車場に到着。ここは385台も止められ出雲大社の西側にあり神楽殿や四の鳥居が近く、拝殿まで一番近い駐車場。正門にある二の鳥居までは少し離れているので少し歩く事になる。一の鳥居から歩く場合は、道の駅大社ご縁広場駐車場に止め、二の鳥居から歩く場合は、神門通り交通広場駐車場(約80台)に止めると良い。出雲大社は駐車場がたくさんあり無料なのがうれしい。神門通り交通広場は、2022年(令和4年)の10月から有料になった
出雲大社の創建は神代(紀元前660年以前)とされ、日本最古の歴史書といわれる「古事記」にその創建が記されているほどの古社。「国譲り」の神話で、大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)が高天原の天照大神に国を譲り、その時の条件で造営された天日隅宮が出雲大社の始まりといわれている。 主祭神は大国様として馴染みの深い大国主大神。出雲の国一宮
出雲大社正門にある二の鳥居。木製の大鳥居で出雲大社には四つの鳥居が有りそれぞれ材質が違う。土曜日なこともあり夕方でもたくさんの参拝者が訪れていた
15:29 参道の途中には臨時規制の看板が有り、高円宮家の次女典子さまと、出雲大社権宮司の千家国麿さんの結婚式が明日行われ、四の鳥居から先が10:00~12:00迄で、手水舎・社務所・勅使館辺りが7:00~13:00迄規制がかかり入れなくなる。御守りや御朱印は神楽殿でもらえるそうだ
参道の途中右側には祓社があり、四柱の祓井神が祀られていて、知らないうちに犯した心身の罪汚れを払い清めてくれる神々。出雲大社は二礼四拍手一礼して参拝する。普通は二礼二拍手一礼で四拍手は珍しいが、昔から神社によって回数が様々だったので明治時代に、二礼二拍手一礼が望ましいと統一したそうで、格式が高い神社などは昔のまま続いているそうだ
15:34 祓橋を渡ると平地になり目の前には鉄製の三の鳥居が見えてきた。ここを抜けると松の参道が続く
樹齢400年を超えるの松の木だそうで歩くととても気持ちが良い。1630年頃に松江藩主堀尾忠氏の夫人が祈願成就の御礼に奉納したもので、昔は皇族や殿様だけが中央を通る事が出来たそうだ
ムスビの御神像と参道を挟んだ反対側にある御慈愛の御神像。日本神話の因幡の白兎の話を表している
因幡の白兎の話
白兎が島へと海を渡ろうとしてサメを騙して背中を伝って島へと渡ろうとしたが、騙されたと気づいたサメに全身の皮を剥がされてしまう。そこへ美女の八上比売命を嫁にしようと因幡の国へ向かっていた大国主大神の兄達が通りかかり助けを求めた所、海水につかり風にあたるとよいと言われ、言われた通りにすると塩水がしみてよけいにひどくなった。兄たちに荷物を持たされ遅れてやってきた大国主大神が痛みで泣いているうさぎを可哀想に思い、真水で塩を洗い、がまの穂にくるまると良いと教えうさぎの傷は治った。白兎が八上比売命と結ばれるのは貴方ですと言いその通りになった
うさぎの像がたくさん
15:41 参道左側に手水舎があり身を清める
手水舎の前で軽く一礼し、右手で柄杓を持ち、水を汲んで左手にかけ左手を清め、次に柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清める。再び柄杓を右手に持ち、左の手のひらに水を受けて口をすすぐ。口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手に流し(少し残す)、最後に残った水で柄杓を立て、柄に水を流してから伏せて置き、最後に軽く一礼する
15:45 銅製の四ノ鳥居。青銅製で日本最古の鳥居。重要文化財建造物。鳥居は結界の入口で先に進むほど神聖な場所になるのでここでも一礼してくぐる。鳥居がたくさんある神社の場合は最初と最後でも良いと言われる
四ノ鳥居をくぐり左には青銅で出来た牛と馬の像があった。神牛・神馬といい神様の乗り物とされている
出雲大社は二礼四拍手一礼で参拝する。参拝の作法は参道と同じように中央は神様の通る道なので中央を避け、軽く一礼してからお賽銭を手のひらから滑らすように静かに入れ、鈴があれば鳴らし、腰から深く二礼(90度)し、胸の前で手を合せ(右手の方を少し下にずらし 少し手を膨らませ良い音を出す)四拍手し、、自分の名前と住んでいる住所をお伝えし、神様への日頃の感謝をお祈りし、お願い事があればお祈りし、腰から深く一礼し、最後に軽く一礼する。腰が痛くて深く一礼が難しい場合は気負つけの体制から手をゆっくり足のももへ手を滑らせていくと楽に一礼できる
お祈りする際は健康でいられる事や小さな事でも良い事があった事を感謝する。感謝の言葉をお祈りした後に、お願い事があればお祈りする。神様は自分の努力なしでは願いを聞いてくれなく、欲の強い願いも却下され、「これから願いがかなう様に精一杯努力しますからお力をお貸し下さい」と言う様な誓いを伝える。おみくじを引く場合はお祈りの時におみくじを引きますので私にお言葉を下さいとお伝えすると良いそうだ。拍手する時に右手を少し下げるのは節を合わせてしまうと「ふしあわせ」→「不幸せ」と言われる
15:51 拝殿の裏に進むと八足門があり本殿近くで参拝できる。重要文化財建造物
二礼四拍手一礼で参拝する。本殿へは入れないので警備の方が横にいた。八足門前には地面にピンクの3つの丸があり、昔は高さ48mの場所に神殿が作られていてその時の柱の痕跡らしい
八足門横には天皇陛下・高円宮・桂宮・彬子女王・三笠宮・常陸宮・秋篠宮・竹田家・北白川家・東久通・朝香家・久通家伏見家からの賜金の縦札が掲げられていた。
八足門から右へと進み摂社・末社を参拝して行く。摂社とは本殿に祀られている神様に縁の深い神様で、末社はそれ以外の神様が祀られている
本殿は1744年に作られ高さ約24mの「大社造り」と呼ばれる日本最古の神社建築様式で国宝に指定されている。本殿横からは平成25年5月に修繕を終えた本殿の屋根が見えた。鬼板や千木・勝男木などを覆う銅板には130年ぶりに「ちゃん塗り」と呼ばれる松ヤニ・エゴマ油・鉛・石灰を混ぜた特殊な塗装を施され、約70万枚もの膨大な檜皮が敷き詰められ修繕された
15:54 本殿の東西には十九社が有り、旧暦の10月(新暦10月下旬~11月上旬)に、全国各地の神々が出雲大社に集まって来られる際に宿泊される場所。重要文化財建造物。この月は、一般的に神無月(かんなづき)と呼ばれ、出雲では神在月(かみありづき)と呼ばれる
本殿後の素鵞社(そがのやしろ)。重要文化財建造物。素戔男尊(スサノオノミコト)を祀っていて、天照大御神の弟神で、ヤマタノオロチを退治した事でも有名。大国主大神は日本書紀ではスサノオの息子、古事記では6世の孫とあり親神様。京都の八坂神社や埼玉県の大宮氷川神社の御祭神としても有名。修繕中で東十九社の左の釜社が御仮殿になっている
素鵞社の隣に氏社が二つと修繕中の西十九社があった。氏社には天穂日命(アメノホヒノミコト)と 宮向宿祢(ミヤムキノスクネ) を祀っている
16:03 本殿の御神体は西側を向いて鎮座しているので、本殿左側からだと正面から参拝でき、ここでより心を込めて参拝すると良いとされる
近くに彰古館。神社に伝わる資料を展示している。建物は1914年に出雲大社全体の宝物館として造られた
16:08 八足門左側にある御守所で御守りや御朱印をもらえる。おみくじもここで引ける(初穂料100円。)吉とか凶等のおみくじではなく心に響く言葉が書かれていた。「本年は平穏なる身の上であるが心安からずして不意の災難有り」とあり当たっていた。先月会社理由で9年半務めた会社を失業した・・・
拝殿裏には白黒の幕が張られる
周りにはドラマでよく見る屈強そうなSPらしき人達が歩いていたので、典子さまと千家国麿さんがいるのかもしれない。
16:15 人だかりも増えてきて、脚立を持ったパパラッチ風の方がSPに注意されさっていった
16:45拝殿から典子さまと千家国麿さんが出てきてたくさんの人達に祝福されていた
足早と大型バスに乗っていってしまったが、たくさんの人ごみの中早く立ち去りたいのに千家国麿さんは、一言お礼を述べた後深く一礼して行ってかっこよかった
17:09 参拝を終え駐車場に戻り次は夕食を食べに近くの回転寿司のこいしに向かった
翌日
8:30 予定変更し、高円宮家の次女典子さまと、出雲大社権宮司の千家国麿さんの結婚式を見に出雲大社に向かった