東北旅行2 野湯 湯野上温泉・河原の湯 沼尻元湯
2004/11/14~15 一泊二日 走行900k (ページ1/2)
前回(東北旅行)で,夜中に出発すれば交通量が少ないので高速に乗らずに済むし、時間にも余裕が出来る事が解ったので、今回も深夜出発で福島旅行に行く事が決まった。しかし直前にジンケ面接の就職の面接試験が入り欠席が決まり、相談して3人で行く事になった。
1:00 クラチョンが仕事から帰って来るのを待ち、千葉を出発する。マルエツで温泉卵作り用の高級卵を20個買った。国道4号を北上しまずは栃木県塩原温泉の共同浴場青葉の湯(施設所有になり閉鎖)と、福島県高杖温泉にある無料で開放されている樽風呂(閉鎖 2006)へ向かった。夜中なので時速60k走行ができ、眠いが快適に走行できた。
4:00 塩原温泉郷に入り、共同浴場の青葉の湯に行く目印の大和屋旅館辺りを曲がり細い道を進む。駐車場スペースを探したが無く廃旅館?を見つけ車を止めて、ガッチャを起こし青葉の湯の目印の吊橋を探した。暗い中細い道を歩きようやく見つけ橋を渡った。下に下りる階段があり暗いので足元に気おつけながら下りた。(木製の階段が出来ていた。2006)青葉の湯(閉鎖)に到着したが残念な事にお湯が入っていなかった・・・。落ち葉が湯船に溜まっていてしばらく使われてていない様だった。この時流行の芸人の波田陽区の「ギター侍」で「お湯が入っていませんから~!」と切られた。屋根があり雨の日でも入れ、三角形の浴槽があり3~4人はゆったり入れそう。あとで調べたら入浴期間は4月~10月?。管理料を木の箱に200円入れる。運転をガッチャに変わり次は福島県高杖温泉にある樽風呂へ向かった。
高杖温泉・樽風呂は、高杖温泉の源泉地に建つポンプ小屋からの余り湯をパイプでつなぎ、そばにある直径2m程の樽に湯を入れて樽風呂が無料で楽しめる。近くの 民宿「平成」さんが管理している。
交通量のまったく無い峠っぽい国道を走り、目印の高杖スキー場を目指し進み、目印の「まつやレンタル」で左折し細い怪しい山道に入った。真っ暗の中、細い未舗装の凸凹道で、周りには背丈以上の草が伸びていて、お化けが出そうでかなり怖かった。
5:00 しばらく走ると樽風呂の目印の源泉小屋を見つけ、車を止めた。車のライトを消すと本当に真っ暗で何も見えなく、怖かったのでつけっぱなしにした。目の前に樽風呂(閉鎖)を発見したが、また残念な事に湯はまた入っていなく、中には小動物が眠っていた?(たぬき?)辺りを歩いて源泉を探し、水の流れる音は聞こえるが、真っ暗で全然見つからなかった。車で捜索しようとも思ったが道が狭くUターンできそうな場所がなさそうで断念。高い草に囲まれ凄い嫌な雰囲気で本当に何か出そうだったので、とりあえづ写真を撮って、あきらめて立ち去る事にした。たとえ源泉を見つけても、樽に小動物がいたし(動いていなかったので死んでいたかも)怖かったので入っていなかっただろう。映画「リング」の貞子が出てきそうな井戸に見えた。今度明るい時にでも来る事に。次は無料温泉の湯野上温泉・川原湯露天風呂(閉鎖 2009)と湯野上温泉の野湯に向かった。
湯野上温泉・河原湯露天風呂は川沿いの岩場に造られた混浴の共同浴場で清流を眺めながら入浴できる。12月~3月は積雪による事故防止の為お湯を止められ入れない。
6:00 国道121号から目印の「民宿みやもと」を見つけ、右折し細い道を進む。案内の看板は無いので、感で川方面に曲がり、細いクランク路を過ぎ踏み切りを渡り、急なヘアピンカーブを下りながら曲がり、広めな駐車場に到着。駐車場にはテントが張っていて誰かが泊まっている様だった。仮設トイレもあった。
入浴の準備をし、砂や石の粗い道を駆け下りて行って河原湯の湯(閉鎖)に到着。空気は冷たく寒かった。誰も来ないと思ったら、駐車場の方から浴衣姿のおばちゃん二人組みと、夫婦がやってきたので、恥ずかしかったので、川の方にも湯が沸いているらしく先に湯野上温泉の野湯探しに行った。
川の水を合流させて湯温を調節したりしてみたが難しく、3人入るにはスコップが必要だった。露天風呂の方ではおばちゃん達が帰って行った。しばらくすると、上から見ていたのか、夫婦のおじさんが「遠慮しないで入りなよ~」と言ってくれて、ちょっと恥ずかしいけど入る事にした。脱衣所などはなく岩陰で着替え露天風呂へ入る。
湯野上温泉・河原の湯(閉鎖) 野湯
住所 福島県南会津郡下郷町湯野神 日帰り入浴 24時間 (4月~11月 )無料 泉質単純温泉(源泉掛け流し) 駐車場有 (露天風呂は現在公衆衛生法により閉鎖した。2009)
大内宿は江戸時代の会津西街道の宿場町の面影を今もそのままに残している。現在は300m程の街道の両端に約40軒の茅葺き民家が当時の面影を残して並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。昔ながらの家屋を生かした宿や食事処、展示館などがありテレビでもよく採り上げられ、NHK大河ドラマ新鮮組など撮影で使われていた。
8:00 綺麗な渓流沿いの山道を走り大内宿駐車場に到着。まだ時間が早いらしく車は従乗員らしき車しかなかった。駐車場は広く400台止められるが有料200円(500円 大内宿食の館そば道場近くに無料駐車場70台あり 2021)なので、ちょっと離れた小道に車を路駐した。車から出て息を吐くと白くて結構寒く、サンダルに上着1枚ではかなり寒くブルブル震えていた。入口近くの土産屋のおばぁちゃんは、目をまん丸として自分達がかなり薄着だったのでびっくりしていた。この時期の福島の気温をなめていた。お土産を見ているとガッチャがおばぁちゃんと仲良くなり、テーブルに座らされ、タッパーに入った漬物が30種類位?置かれお茶を飲みながら試食会になった。ごぼうせんべいも試食した。癖があるが美味しかった。親戚のおばさんと息子さん(たぶんおばぁちゃんの孫)が手伝いに来ているらしく、横浜からと言っていた。おばぁちゃんの話をたくさん聞いた。おばぁちゃんが孫を呼び、色紙を持ってきてと言い、色紙を見るとフジテレビの「もしもツアーズ」で来たらしく写真付きで( 石原良純、キャイーン、坂下千里子、三瓶、関根勤)サインがあった。この後、ねぎそばで有名な三澤屋に行こうとしたが、10時かららしく、今日は日曜日なので観光バスがたくさん来るらしく、予約をしないと食べれないかしれないと聞き、明日また来る事にした。試食した行者にんにくが美味しかったので買った。(一瓶600円)9:30迄おばぁちゃんの店に滞在してしまった・・・
街道を歩いていると「熊汁」と書いてある怪しい張り紙があり、細い道に曲がってみた。すると玉川屋という小さな建物があり店に入る。店に入るといきなり熊のきぐるみみたいな毛皮が飾られていた。お店の方が出てきて早速熊汁(500円)を頼む。熊猟が明日から解禁されて、オヤジさんがとってくるらしい。店に飾られた立派な熊の毛皮もオヤジさんが捕まえたらしい。味噌汁風な熊汁が出てきた。(熊汁と熊の毛皮を撮ったつもりが中途半端になってしまった。デジカメ購入まではまだ先)熊汁には熊の肉片が3~4つ入っていて脂肪分も少しあり、いかにもまたぎな味がして体も暖まり美味しかった。街道の奥には神社があり、登って行って見たが疲れただけだった・・・。
10:00近くには人通りが増え人がたくさんいた。次は小学校5年生の林間学校以来の猪苗代湖に向かった。
猪苗代湖は福島県のほぼ中央に位置し、湖の大きさは全国第4位で(面積103.3㎞2)透明度では3位の有名な観光地。キャンプや釣り、ウォータースポーツ等楽しめる。水力発電やかんがい用、水道用の水源としても利用されている。
ナビのクラチョンが猪苗代湖に行く近道の県道(237号)を見つけ、地図を見ると細い県道だし途中で色が白くなりかなり怪しい気がしたが、曲がって進んでみる事にした。やっぱり途中で道は未舗装路になり道は細く結構長い山越えになり大変だった・・・。ここを抜けると猪苗代湖が見えてきた。観光出来そうな志田浜を見つけ、駐車場に車を止めた。駐車場前の国道に自由の女神像見たいのがあった。浜に出てみるとなんか見覚えがあり、小学校の林間学校で来た浜と同じでみんなで懐かしがった。(浜でお弁当を食べた)湖はすごく透き通っていって綺麗だった。遠くに見える山に雲が掛かり幻想的だった。近くに凄く大きい狛犬の像があった。(シンボルも巨大だった。)お腹が空いたので何か食べようと思い近くの店を見てみたが、あまり食べたいのが無かったのでしばらく車で走る事にした。
志田浜を出て国道49号から115号に曲がり走ると、喜多方ラーメンの店を見つけ入る。イスに座ったとたんみんな睡魔が襲ってきて眠りについた。チェーン店らしく普通だった。(500円)薄皮饅頭屋を過ぎ、この旅のメインの野湯の沼尻元湯に向かった。
沼尻元湯は沼尻温泉と中の沢温泉の源泉地帯になっていて源泉地帯には硫化水素ガスが発生していて、無風の時は呼吸困難の可能性もあり注意が必要!(火山活動の活発な時に登山客の死亡事故が起きている)立入り禁止になっている先に源泉地帯があり、源泉と川の水が混ったり、流れながら冷まされ適温な場所で川湯が楽しめる。 温泉卵を作るポイントもたくさんあり源泉が70℃位なので、20~25分程で半熟卵が出来る。もし行く場合は危険を伴うので十分注意し、自然を壊さない様心がけ、ゴミは絶対に出さないように!
目印の沼尻スキー場に到着し、そこから未舗装路の砂利で凸凹な悪路を登っていく。車は跳ね上がり、頭や体を良くぶつけた。尖った大粒な石が普通にたくさん転がっているので気をつけて運転しないと大変だった。砂利が跳ね上がりMRワゴンに直撃していた・・・。あまりの道の悪さに写真を撮る余裕がなかった。20分ほど登りきった所に安達太良山登山客用の広い駐車場に到着。沼尻元湯へ行くには道が2つあり、右側にある入口が安達太良山登山ルート(アップダウンのある細い山道で、30分~40分位歩く)か、左側にある入口(崖沿いの平坦な道だが道も狭く、道が崩壊していて危険箇所が少しあるが20分位でいける)がある。左側の道には立入禁止と書いてあったが、左側の近道を行く事にした。
源泉を運ぶパイプ沿いに細い道が出来ていて危険箇所が何か所かあり結構危なかった。崖に落ちたら無事ではすまない。20分程歩くと川から湯気が出ているのが見えてきて野湯の沼尻元湯に到着。川に手を入れてみると暖かかった。下流の方はちょっと温度が温めだったので、立入禁止の先の源泉地帯まで行ってみる事にした。この辺は本当にガスが凄く湯煙に巻かれると、涙目になり息苦しくガス探知機が必要な感じだった。奥までちょっと登ると、岩の隙間等から源泉が湧き出ていて横を流れる川に合流していた。源泉は透明な色なのにしばらく流れると白になり不思議だった。
石を積み上げて誰かが作ったらしき入浴ポイントを見つけ、そこにうまく源泉が流れる様に石で道を作り、熱かったら川の水が入る様に石でうまく調整した。湯温は熱かったり冷たかったりで面白かった。湯はぬるぬるしていて、肌が凄くすべすべになった。(酸性で肌が溶けてる?)湯の底は石についた硫黄成分で滑り、クラチョンのインスタントカメラを少し水没させてしまった。腕も岩でさっくり切ってしまい流血してしまった。自然の温泉は管理されていなく、危険がともなう事が多いので気をつけないといけない。ここで自分のGショックがなぜか壊れてしまい温泉には弱いらしい。湯に入っていたら途中登山客の一行が通り過ぎ、見世物になってしまい恥ずかしかった・・・。次は今日の昼食の温泉卵作りに向かった。
近くに大きい源泉を見つけたが下まで深く、持ってきた紐にざるを結び投下した。
源泉は70℃位なので20分時間を計り、回収したら薄く黒卵になっていた。殻をむくと丁度いい半熟卵ができ美味しかった。卵は20個持ってきたので、あまりはジンケのお土産にと、落ちていた湯の花と一緒に持って帰った。
14:30頃? 時間も無くなってきたので(大内宿にちょっと滞在しすぎた)また崖沿いの道から駐車場に戻りまた悪路を下っていく。帰りは開き直り、悪路がスキー競技のモーグルの道みたいに凸凹だったので「コザック、コザック」と言って盛り上がった。次は今日泊まるキャンプ場の近くに大型スーパーが無かったので二本松市のマックスバリューに夕食の買出しに向かった。途中道の駅・つちゆに寄った。 スーパーで買い終わった頃にはもう暗くなっていて、キャンプ場は山の中にあり真っ暗で探すのが大変だった。(看板がライトアップされていなく夜だと見つけるのが大変)なんとか今日泊まるキャンプ場フォレストパークあだたらに到着した。