千葉旅行10 東国三社参り 香取神宮 参拝1/2

2011/9/19 日帰り 走行260k(ページ2/9 ) 前のページへ 2025/8更新

東国三社参りをしにまずは香取神宮へ向かう
東国三社参りとは、茨城県の鹿島神宮(かしまじんぐう)、息栖神社(いきすじんじゃ)、千葉県の香取神宮(かとりじんぐう)の三社を巡拝することで、昔から「お伊勢参りのみそぎの三社参り」と呼ばれ、東国の人がお伊勢参りした後に参拝するほど篤く信仰されていた
それぞれの神社には、「出雲の出雲の国譲り」の神話に登場する神様が鎮座しており、古くから関東有数のパワースポットとして知られる
この三社を結ぶとほぼ二等辺三角形になるため、「謎のトライアングルゾーン」と呼ばれ、夢の実現や開運のパワーが得られるともいわれる


10:02 県道55号を走っていると佐原病院近くに大きな鳥居があり香取神宮の一の鳥居をくぐった。ここから1.5キロ程先に香取神宮がある


10:08 香取神宮無料駐車場に到着。3連休の為か駐車場は広いがたくさんの車が止まっていた。トイレも併設している。近くに台風16号が来ている影響か風があり天気は曇りですごしやすい気温だった




長い参道が続いていてお土産屋さんが並んでいて商売上手な元気なおばちゃん達が巧みな話術でお客さんをひきとめる


団子好きのガッチャは「焼きたてホカホカの団子は美味しいよ~」と言われて、誘惑に負けてしまい亀甲堂で厄落としだんご(焼きだんご 100円)1本を購入した
焼だんご3本入り450円 バラ売りもしてくれるそうだ2025/8


おばちゃんによると根拠はないが厄落としに物凄く効くそうだ。亀甲堂の厄落としだんごは商標登録している様で他のお店は厄除だんごや草だんご等の名前で売っていた


厄落としだんごとは、みたらしだんごで、焼きたてはヤマザキのみたらしだんごとは違い、柔らかくてとても美味しかった様だ。あんこののった草だんごも売っていて15個入りで650円 800円 2025/8


参道を進むと大きな二の鳥居が見えてきた


二の鳥居


10:18 朱塗りで大きく見事な二の鳥居。両脇には桜の木があり桜の季節には朱色の鳥居と調和して美しい光景になりそうだ


近くにおじさんの像
二つの石像があり、左はよど号ハイジャック事件で身代わりに人質になり乗客100余名の人命を救った政治家の11代目山村新治郎で、右は親で政治家の10代目山村新治郎。山村家は佐原の商家で山村新治郎とは山村家の当主が代々襲名してきた名らしい


 鳥居から先は神域なので人の家にお邪魔する時と同じように、身だしなみを整え「お邪魔します」と言う様な気持ちを込めて鳥居の前で一度止まり一礼してから入る。参道中央は「正中」と言って神様が通る道と言われているので、中央を避けて端を進む


 広い砂利道の参道が長く続いている。桜の木やかえでの木が多く、緑豊かで気持ちが良い


石灯篭が等間隔に置かれていて、今年の3月11日に起きた東日本大震災の影響があった様で石灯篭が至る所で崩れていた


三の鳥居
三の鳥居の先は無料駐車場になっていて車でいっぱいだった。参道が車で遮られどうにかしてほしい


目の前には神池があり鯉がたくさん泳いでいた




三の鳥居の右には神徳館がありボーイスカウトの入隊式がおこなわれていて親子で賑わっていた


総門



石段を登り総門両脇には狛犬さんがいた


総門は朱塗りで見事な造り。総門も鳥居と同じように入門、退門する時は一礼する

天降神社・市神神社        馬場殿神社

総門をくぐると左に末社
伊伎志邇保神をお祀りする天降神社・事代主神(大国主神の長子)をお祀りする市神神社
須佐之男命をお祀りする馬場殿神社

諏訪神社

右に建御名方神をお祀りする諏訪神
須佐之男命、事代主神、建御名方神は神話「国譲り」に出てくる神様


立派な造りの手水舎があり身を清める。まずは右手で柄杓を持ち、水を汲んで左手にかけ左手を清め、次に柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清める。再び柄杓を右手に持ち、左の手のひらに水を受けて口をすすぐ。口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手に流し(少し残す)、最後に残った水で柄杓を立て、柄に水を流してから伏せて置く


香取神宮 由緒書き


楼門
鮮やかな朱塗りの楼門で、1700年に徳川綱吉公により造営され、国の重要文化財に指定されている


楼門の扁額は日露戦争の日本連合艦隊司令長官で有名な東郷平八郎の書によるもの


楼門脇には水戸光圀が参拝した際に手植えした黄門桜
楼門の左右には像があり左が大化の改新で有名な藤原鎌足で右が武内宿禰と伝えられている


藤原鎌足


武内宿禰


楼門をくぐった先に木彫りの立派な狛犬が左右にあった
楼門の先には真黒に塗られた拝殿が現れた(拝殿とは本殿の前にあり、祭祀・拝礼をおこなう社殿のこと。本殿とはお祀りしている神様を宿したご神体が安置されている社殿のこと)


拝殿

香取神宮は全国に約400社ある香取神社の総本社で、神武天皇十八年(紀元前600年頃)に創建されたと伝えられる。主祭神は、「出雲の国譲り」の神話に出てくる神様経津主大神(フツヌシノオオカミ)で、勝運や交通安全、災難除けにご利益があると言われる
平安時代に「神宮」と呼ばれていたのは香取神宮・鹿島神宮・伊勢神宮の日本三大神宮のみ

国譲りの神話
天照大御神は、豊葦原中国が自分の孫である邇邇芸命が治めるべき国だと考え、複数の神を使者として派遣する。最初は天穂日命らが遣わされたが、大国主神に懐柔され、次に天稚彦が派遣されるが、彼もまた地上で長くとどまり、使命を果たせなかった
度重なる使者の失敗を受け、天照大御神は、強力な武神である建御雷神と、香取神宮の御祭神である経津主神を派遣する
彼らは出雲の稲佐の浜に降り立ち、剣を波間に突き立ててその切っ先にあぐらをかくという威圧的な態度で、大国主神に国を譲るかどうかを問う
大国主神は、自分の子の意見を尊重するとして、まず事代主神に意向を尋ねると、事代主神はすぐに国を譲ることに同意する。しかし、もう一人の子である建御名方神は納得せず、建御雷神に力比べを挑むが、建御雷神はその腕力を退け、建御名方神は信濃の諏訪湖まで追い詰められ、ついに服従を誓う
これを受けて、大国主神は国を天照大御神の孫に譲ることを承諾。その代償として、自身が隠棲するための壮大で立派な宮殿(後の出雲大社)を造営するよう求めた
こうして豊葦原中国は天津神の子孫に譲られ、邇邇芸命による「天孫降臨(てんそんこうりん)」へと続く


拝殿は楼門と同じく1700年に徳川綱吉公により造営され、国の重要文化財に指定されている
軸部は黒漆塗り 屋根は檜皮葺 組物や蟇股には極彩色が施され、黒漆塗りの社殿に鮮やかな彩りを添えている。周囲の大木と一体化し神秘的で荘厳な風格がある




 拝殿に向かい、静かにお賽銭を入れ二礼二拍手一礼で参拝する。お願い事をする場合は名前と住所を名乗ってからお願いすると良いと言われる。おみくじを引く時はここで「おみくじを引くので私にお言葉を下さい」とお願いすると良いといわれる
スピリチュアリストの江原啓之さんによると香取神宮は真剣に祈願すれば、御神霊が貴重な啓示をしてくれ、何かに迷い、心に余裕を失った時に行くと良いと言っていた


拝殿の中ではたくさんの人達が祈祷を受けている様だった


拝殿後ろにある本殿



本殿も美しい装飾


拝殿右にある祈祷殿。香取神宮の旧拝殿で今の拝殿と違って朱塗りの造りだった


祈祷殿前には樹齢1000年以上の御神木があった


目通り7.4mとある


境内にはたくさんの巨大な樹木がそびえている


授与所


石灯篭には鹿が彫られていて鹿島神宮と同じで香取神宮の神の使いは鹿島神宮と同じで鹿なのかもしれない


参拝を終え境内を散策する

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