2007/9/15~17 2泊3日 走行1300km (ページ4/7 1~2岩間温泉元湯 3親谷の湯 4静心庵 5飛騨高山 6新穂高の湯 7塩沢温泉))前のページへ
11:30 白山スーパー林道(現 白山白川郷ホワイトロード)終点近くにあった蓮如茶屋に寄って見たら岐阜県に入っていたので有名なさるぼぼのお土産がたくさんあった。ガッチャはさるぼぼクッキーが気になっていた。
12:00 白山スーパー林道を出て少し走った所にある道の駅・白川郷に寄った。世界遺産に近い為か車がいっぱい止まっていた。溜まっていたゴミを捨てようと思ったらゴミ箱が無く、白川郷周辺ではゴミ箱は設置していないらしい。お土産を見ていたら不思議なお土産を見つけ、飛騨おっぱいプリンを購入しジンケのお土産にする事にした。
酒コーナーでは限定12本と書かれた限定酒の吟こぼれ(1,500円)が気になり、今日の夜の為に購入した。
次は世界遺産の白川郷全景が眺められる、荻町城跡展望台 に向かった。
12:30 荻町城跡展望台に到着。白川郷から少し上に上った所に20台程止められそうな無料の駐車場(空地みたいな所)があった。あまりしられていないのか無料なのにまだ空きがたくさんあった。下の駐車場だと有料で500円取られる。展望台の方へ少し歩くと白川郷全景が見えてきた。
白川郷は合掌造り集落で知られ白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。国内では、白神山地、屋久島、姫路城、法隆寺、京都に次いで6番目の世界遺産。同集落は住民が生活を営みながら 、人類共有の遺産として保護、保存されている。
12:35 白川郷は雪景色のライトアップでのイメージが強いが、稲穂の実った田園風景も絶景だった。
荻町城跡展望台には「世界遺産白川郷合掌造り集落」と書かれた石碑があった。荻町城跡展望台から集落に降りる坂道があるので降りて集落に向かった。けっこうな傾斜があり5分ほど下りて到着。
デジカメの電池が無くなってきて使えなくなり、せっかくの世界遺産が急遽携帯カメラとの併用の撮影になり残念だった。(岩間温泉元湯に行く途中の道で、写真を撮りすぎた)
12:45 のどかな田園風景や町並みが見えてきて収穫前の稲穂が綺麗だった。途中に小川が流れていたり、池には鯉が泳いでいていてのどかだ。とりあえず重要文化財に指定されている和田家に向かってみた。
国指定重要文化財の和田家は約300年前に建てられ白川郷を代表する合掌造り民家。現在も住宅として使われ、1997年から一般に公開され当時の暮らしぶりを見学できるようになった。見学時間は9~17時で入場料は300円(小人150円 不定休)。
近づいてみると和田さん家の中には人がギュウギュウにごった返していた。これではプライバシーが無く、重要文化財に指定されてしまってかわいそうな和田さんにみんな同情した。でも一人入場で300円の収入だからストレスはたまりそうだがかなり儲かりそうだ。みんな人ごみは嫌いなので入場をあきらめ、町並みを探索した。
12:50 遠くから和田さん家を見たら2階の窓にも人がいっぱいいた。
白川郷の湯に併設してある食事処の与ぜで、飛騨牛コロッケ(200円)が気になり食べる事に。飛騨牛カレーもあったが売り切れていた。食券を券売機で買おうとしたら、おばちゃんが販売機の前でしゃべってばかりで中々買えなかったが、お店の人に直接200円払い食べられた。コロッケは、ほとんどがジャガイモで肉は細切れが少し入っているだけで普通のコロッケだった。米沢で食べた米沢牛コロッケ(150円)の方が肉がたくさん入っていて美味しかった気がした。 世界遺産に指定されている為か、欧米やアジアの観光客が多く歩いていると日本人の方が少数になったりして不思議だった。お土産店がたくさんあり、ここでもさるぼぼグッズがたくさん売っていた。観光案内所の近くの酒屋で飛騨限定のカップラーメンの高山ラーメン(198円?ニュータッチ?)が売っていた。
13:55 今日の夜のつまみを買いに白川郷内のJA隣にあるスーパー「Aコープしらかわ」に寄った。駐車場は少しあったが「固く利用者以外は駐車禁止」と書かれていた。小さいスーパーで、長野名産の野沢菜(198円)や飛騨高原牛乳(1㍑263円)デカパックのハバネロいか天(298円)や柿ピー(105円)とビールを買った。
14:25 またしんどい急な坂を登り駐車場まで戻った。買った食材が重かったのでみんな仲良く交代して上まで運んだ。人波は耐えずたくさんの人とすれ違った。世界遺産の力は凄いらしい。
次はここから15km程先にある、今日泊まる宿の大白川温泉・静心庵(閉館)に向かった。
14:50 白川郷から自然豊かな道を走り平瀬温泉郷にある大白川温泉・静心庵に到着。写真左が本館で右は別館のぶなの郷。別館には半露天風呂がある。
静心庵は白川郷より少し離れた場所にある山里にたたずむ宿で宿の前には庄川が流れていて、向いには白山連峰が一望できる。お風呂は内湯・露天共に源泉かけ流しで、メタケイ酸が通常の3~4倍で豊富らしく、美肌効果がある。含有量が50mg以上なら美肌効果ありで100mg以上なら強力美肌の湯らしく、大白川の湯は229mg含有でまさに美肌の湯だ。半露天風呂からは庄川を見下ろし、霊峰白山を一望できる。白川郷にある白川郷の湯と食事処与ぜは同じグループ。
入口前に人の形をしたパンチングマシーンが置いてあった。ガッチャはもの凄いパワーでパンチングして土台まで動いていた。殴ってみたら結構固めでやりすぎると骨折しそうで注意が必要だ。
受付をして部屋に向かった。部屋は3階の一番奥の部屋の角部屋だった。エレベーターは無い。部屋に着くとなんと扉がシースルーで透け透けだった・・・。材質も弱く、蹴っ飛ばせば簡単に壊れそうだった。扉の前にある襖を閉めないと中が丸見えになるので注意が必要だ。
部屋は山側の15畳の部屋で3人には広く快適だった。料金は祝日だと1,000円割増で一人一泊二食で9,150円(入浴税込み)だった。川側だと10畳になり料金も1,000円割増になる。でも扉は透け透けでなく普通の扉だった。山側の部屋からの景色は山とお稲荷さんと墓場だった。
何も入っていない冷蔵庫(1979年製)とテレビ、金庫、クーラー等付いていた。トイレや洗面所は無く廊下にある。トイレ(ウォシュレット)は綺麗だった。
不眠と疲れで眠かったので先に風呂に入って夕食まで仮眠をとる事にした。
15:25 本館にある内湯は至って普通な感じだったので外に出て別館にある半露天風呂に向かった。
玄関には下駄が用意されていて「カランコロン♪」と癒しの音を立てながら別館に向かった。下駄が欲しくなった人は買い取れると書いてあった。別館は別荘的な感じでロビーには液晶テレビや立派な巨木で作られたテーブルとソファーがあり、くつろいでいる人がいた。観光雑誌がたくさん置いてあり自由に読める。別館の宿泊料金は少し高めだがトイレ付きの部屋らしい。
半露天風呂は脱衣所や洗い場は小さめで貸切風呂みたいだった。(入口に貸切中と書かれた木の札が置いてあったので貸し切りに出来る様だ。)湯は結構熱かったのでホースを使って水で薄めて入った。お湯は綺麗な無色透明で臭いは山っぽい臭いが普通より強力で、泉質がかなり良さそうだ。
湯量豊富な源泉の出ている湯口を触っていたら結構熱く、タオルを源泉に付けて搾って顔に付けたら蒸しタオルみたいになり顔の疲れもとれ気持ち良かった。
露天風呂からは山々の景色や平瀬温泉街が見えた。川は少し遠すぎて見えなかった。ガッチャは仕事のストレスで顔半分が麻痺していて横から見ると怒っている風に見えた。運転手を任せてストレスをかけてしまっているがこの旅で治ってくれれば嬉しい。
16:00 ロビーに戻るとテーブルサッカーゲームが気になり遊んだ。クラチョンの神業的なスーパーセーブが2回でたが、ガッチャの猛攻撃でガッチャが1点奪い取った。クラチョンの攻撃はカウンターの1回だった。部屋に戻る。
16:20 今日は徹夜出発で寝てない事もあり、静心庵の夕食の時間の18時迄仮眠をとる事にした。熱かったのでクーラーを25℃に設定した。障子を閉めて電気を消し寝る。
17:55 寒さで目が覚めみんなを起こす。部屋が冷えすぎて寝冷えしてクラチョンが風邪をひいてしまった様だ。
食堂は2階にあり夕食会場に向かった。中に入ると一番乗りで誰もいなかった。テーブルにはすでに料理が用意されていた。
お品書きには飛騨和牛ステーキ、地採れ山菜天麩羅、白川手打ち蕎麦(九一の新太郎蕎麦)、鮎の塩焼き、八寸、揚げだし深山豆富、白川胡麻豆富、天然山葵の酢の物、こごみの白和え、山蕗の辛し和え、日替わりカルパッチョ、フルーツ と品揃えが多かった。
席に着くとおばちゃんが現れ、コンロに火を付けてくれ、「陶板にバターを入れて全部焼いちゃって下さいね~」と言って去っていった。飛騨和牛ステーキは肉厚で大きかった。野菜も置くと陶板に乗りきらない位だった。バターの香りがいい。暖かいものは順次出してくれるらしい。
最初に蕎麦が出てきた。近くにある湧き水の霧立ちの水を使って作っているらしく美味しかった。
次に揚げだし豆腐見たいのが出てきた。飛騨和牛ステーキが焼けてきたので食べた。肉厚なのに柔らかく凄く美味しかった。ご飯が食べたくなった。
小さめだが鮎の塩焼きが出てきた。塩がきいて美味しい。川魚は栃木県の那須にある清流の里で食べなれているせいか少し物足りなかった。
揚げたての天ぷらも出た。特製の塩をかけて食べサクサクで美味しい。品数が結構あったし寝起きだったのでお腹がかなりパンパンになった。食べている時に隣の人が良くチラチラ見てきたので、もしかしたらみんなの頭が凄い寝癖だったり、睡眠不足で眠そうに黙々と食べていたのが気になったのかもしれない。
18:20 部屋に戻りお腹もパンパンで酒を飲める状況ではなかったし眠かったのでまた仮眠する事になった。寝てる間、隣の部屋のボーイズ達の騒ぐ音がうるさかった。部屋の壁は薄いらしく声が筒抜けだった。扉も透け透けな為廊下の歩く音が結構うるさかった。
0:10 みんな起きた・・・。みんな何回も起きたらしいが気をつかいあって起こさなかったみたいだ。静心庵に来て、仮眠だけで7時間も寝てしまった。せっかくなので早速飲み始める。白川郷にあったAコープで買ったドデカパックのハバネロいか天を食べた。最初は辛くなかったが後から結構辛くなってきた。酒を飲まずにはいられなくなった。
0:25 長野名産の野沢菜を食べようと思ったが、開けてみると水に浸かっているし、一束になっていて食べづらかった。クラチョンはあきらめず、牛乳を飲んだ紙コップを使用し、野沢菜を入れて新しい食べ方を考え出した様だった。なんか芸術的で、食べ方が伸びる餅を食べている様に見えたり、一発芸で野沢菜を口の中に収納してまた取り出しそうな感じに見えた。クラチョンが天才に思えた。
飛騨は牛乳を好んで良く飲まれるらしく、ジュース感覚で飲まれるらしい。飲んでみると牛乳が濃くて凄く美味しかった。高山市のスーパーに行くとりんご、パイン、オレンジ等の味で紙パックで70円位で売られているらしい。
0:30 道の駅・白川郷で買った12本限定の限定酒の吟こぼれ(1,500円)を開ける時がきた。
箱から出してみると手をぬいたらしく白っぽい物質が下にたまっていたのでクラチョンは混ぜる為に物凄く振って開けてみた。すると予想外な事が起こり、開けた瞬間に「プシュ~!」っと炭酸をあけた様な音がして中身が噴出してきた。
醗酵の関係で噴出したのかと思ったが、このお酒には説明書が付いていて、「絶対に振ってはならない」と命令形で書かれてあった・・・。クラチョンはことごとく生産者の注意書きを無視して開けてしまった。良く見ると自然の炭酸が入っていた様だ。パッケージにも意味深に「しゅわしゅわ」といっぱい書かれていた。飲んでみたが炭酸抜けてしまった為か微妙な味だった。
この後、いつもどうり近況の話やクラチョン事だがプレゼントのバック17,000円の話で盛り上がり、ガッチャは自分が持ってきたポケット人生ゲームの準備で眠くなり1:50頃眠りに付き、泥酔のクラチョンは2:10頃就寝した。
7:00 起床。みんな酔っ払っていたので布団を敷かなかったので体中が痛くなった。静心庵の朝食の7:30迄時間があったので内湯に向かった。朝だったので誰もいなかった。内湯も美肌の湯で滑々になり泉質が良く気持ち良かった。
7:30 朝食もまた一番乗りだった。おばちゃんがご飯が入ったおひつを持ってあらわれ、コンロに火を付けてくれて、「すぐ蕎麦粥と味噌汁持ってきますからね~」といって去っていった。
お品書きには朴葉味噌、山菜薫物三種、白川深山豆富冷奴、温泉卵、紅鮭、蕎麦粥、海苔、御漬物、味噌汁、御飯とあった。飛騨名物の朴葉味噌は絶妙な香りと旨みと塩分でご飯に凄く合って美味しかった。お土産屋で1,000円位でどこでも売っていたので買えばよかった。
蕎麦粥も蕎麦の香りとさっぱりしていて美味しい。しばらくすると他のお客さんも続々集まってきて、その度におばちゃんが「すぐ蕎麦粥と味噌汁持ってきますからね~」と言っていて手馴れた感じでおもしろかった。 食事を終えてまた眠くなり8:30頃まで少し仮眠した。
8:45 出発の準備を終えてチェックアウトする事に。予算が結構いきそうだったので支払いはクレジットカードでしてみた。オーラの泉の江原さんとTUBEの前田さんをたして2で割った様な、マッチョなお兄さんにカードを渡したが、「支払いは?」と聞かれた。意味が解らなかったが、お兄さんがキャッシュカードと勘違いしたのだと思い込み「クレジットカードです。」と言ってしまった。見かねたクラチョンが「一括で!」と言ってくれた・・・。カードをあまり使った事が無く、自分から言わなければすべて一括払いだと思っていたが聞かれるみたいだ・・・。勉強になったがあまりの恥ずかしさに、久々に穴があったら入りたい気分になった。出発前に江原のお兄さんと気まずくなり微妙な空気が流れていた。
8:50 静心庵近くにある湧き水の霧立ちの水に寄って見た。水の出所が2箇所あり、一つはペットボトルが使われていて時代を感じた。水は冷たくて旨みがあり美味しかった。
次は精心庵と同じ会社のグループの白川郷内にある白川郷の湯に向かった。精心庵の宿泊プランで無料券をもらっていたので無料で入れる。(一般日帰り入浴は700円)
大白川温泉 精心庵 (2018年 閉館)
安くて料理も美味しく素晴らしい温泉宿でまたいつか行きたいと思っていたのに残念。2021年/11