一人旅 伊豆旅行4 箱根神社 参拝3
2022/2/16~18 2泊3日 走行500km (ページ30/30 1寒川神社 2~3伊豆山神社 4熱海・東伊豆 5白浜神社 6爪木崎 7~8下田 9~12下田大和館 13~14龍宮窟 15~16みなみの桜と菜の花 17堂ヶ島 18~23堂ヶ島銀水 24黄金崎 25盛田屋・月ヶ瀬 26藤文・明太 27~29三嶋大社 30箱根神社)前のページへ
15:55 箱根神社の第一鳥居。皇太子殿下(現 今上天皇)御成婚を奉祝して1993年に建て替えられた。2月だと箱根付近は雪が結構残っていた。カーナビの画面にはチェーン規制の表示がされていてそわそわしたが道路は凍結なく大丈夫だった。
箱根神社の駐車場はこの分岐を右に曲がり登っていく。箱根神社は3回目で約16年ぶりの参拝。
第一駐車場。第三駐車場まであり180台止められ、有名な神社なのに駐車料が無料で有難い。駐車場には残雪があり少し寒かった。お休み処の「権現からめもち」というお店やトイレあり。
第一駐車場から少し歩くと第四鳥居と手水舎がある。平日でも参拝客が多かった。箱根神社は縁結の神社で有名なので若者が多い。
手水舎
第四鳥居の先に大きな杉に囲まれた正参道が続いている。
正参道は芦ノ湖上の平和の鳥居まで続いていているがコロナ過で参道が封鎖されていて迂回しないと近くまで行けなくなっていた。
第四鳥居を過ぎ正参道を進む。90段ある石段を登っていく。
参道途中にある曽我神社。日本三大仇討ちの1つである「曾我兄弟の仇討ち」の曽我兄弟の曽我十郎祐成之命と曽我五郎時致之命を祀る。
事件の発端は伊豆にある工藤祐経の領地をめぐり、工藤祐経と曽我兄弟の祖父・伊東祐親の所領争いに始まる。この争いで伊東祐親の嫡子(曽我兄弟の父の伊東祐泰)が工藤祐経によって殺されてしまう。当時幼かった曽我兄弟は成長し1193年に兄十郎が22歳、弟五郎が20歳の時に、源頼朝が富士の裾野で行なった大規模な巻狩りの際に仇討ちを遂げた。工藤祐経を討ち取った後、兄十郎はその場で討ち取られ、弟五郎は捕縛され源頼朝の面前で堂々と仇討の真意をのべ、居並ぶ鎌倉武士を感嘆させたが惜しまれながらも斬首された。
伊東祐親は今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の北条義時の祖父にあたる。
石段を登りきると第五鳥居と拝殿が見えてきた。
箱根神社拝殿。御祭神は瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)・木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメ)・彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)の御三神を併祀して「箱根大神」と奉称しお祀りしている。
創建は第5代孝昭天皇の時代(紀元前5世紀~紀元前4世紀)に聖占仙人が箱根山の駒ヶ岳に神仙宮を開いた事に始まり、757年に万巻上人が箱根大神の御神託を授かり勅願をもって現在の地に社殿を建立した。箱根三所権現(箱根権現)と号し仏教とりわけ修験道と習合し朝野の信仰をあつめた。平安時代初頭に箱根路が開通すると、道中安全を祈る往来の人々によって遍く知られ武家の興隆とともに名だたる武将が篤い崇敬を寄せた。
鎌倉時代、源頼朝は深く信仰し二所詣(箱根神社と伊豆山神社への将軍家参詣)を創始した。室町時代、関東公方足利氏が厚い崇敬を寄せたほか、戦国大名の北条早雲・氏綱・氏康・氏政・氏直5代や徳川家康に敬仰され武門による崇敬の篤いお社として栄えた。
箱根神社の奥宮の箱根元宮・九頭龍神社・箱根神社の「三社参り」で、箱根大神と九頭龍神の大きな御加護をえられると言われる。
拝殿横にある駒形神社・高根神社。駒形神社には高皇産霊尊・神皇産霊尊・天照皇大神・鸕鶿草葺不合尊・豊玉比売命・櫛御毛奴尊を祀る。
高根神社には稲倉魂大神・天宇受賣命・天太玉命・天児屋根命・菅原道真朝臣命・大山祇命・乙橘姫命を祀る。
明治期の神社合祀でそうそうたる神々が祀られている。
九頭龍神社(新宮)。九頭龍神社本宮の分霊を迎えて箱根神社の境内社として2000年に建立された。九頭龍神社には本宮と新宮があり九頭龍神社本宮は箱根神社の境外社で、箱根園の箱根九頭龍の森の中に位置する。
九頭龍神社は古来「箱根権現御手洗の池」と称された「芦ノ湖」の守護神・九頭龍大神をお祀りする神社で九頭龍大神は昔から人々に「九頭龍さま」と崇められ、商売繁盛・金運守護・心願成就・良縁成就等に特に御神徳の高い龍神様として信仰されている。
九頭龍神社の前には16年前には無かった立派な屋根が出来ていた。
御鎮座1265年の第二次記念事業の奉祝記念の天井画「九頭龍」(中野嘉之画伯奉納)
安産杉。樹齢千年を超える大杉の御神木で神代の昔、高天原から光臨された瓊瓊杵尊がこの地上で初めて出会った木花咲耶姫命と結婚して彦火火出見尊が誕生したという三柱の御祭神の神話に由来する。
古来、子孫繁栄を祈る子授け・安産の杉と信仰され武家や庶民の間で「安産祈願は安産杉」と盛んにお参りが行われるようになり、源頼朝は北条政子が産気づくと、頼朝は安産祈願を行ない安産杉にお参りもしたそうだ。
九頭竜神社前は雪が足元に残っていていた。
龍神水。九つの龍の口から流れ落ちる水は境内から湧き出た御神水で口に含むと不浄を清め運気が上がると言われている。
お札所。御神印(御朱印)は四社(箱根神社・九頭龍神社・箱根七福神恵比寿社・箱根元宮)あり一社500円。おみくじ(200円)があり引いてみた。若者たちはおみくじの結果で盛り上がって楽しそうだった。まだ若かった16年前を思い出す。
16:17 参拝を終え平和の鳥居に向かってみた。コロナ過で参道が一部封鎖されていたので第一駐車場から迂回して芦ノ湖方面へ向かう。
芦ノ湖上に「平和の鳥居」が建ち1952年のサンフランシスコ講和条約締結と当時の皇太子明仁親王の立太子の礼を記念して建立された。鳥居の扁額は東京オリンピック開催と鎮座1,200年を記念して1964年に掲げられたもので、額字の「平和」は吉田茂の揮毫。
恵比寿社(箱根七福神)。事代主神を祀る。商売繁昌、大漁満足(航海)の神、愛敬富財の福徳が授かる神。
弁財天社。市杵島姫神をお祀りしている。福徳円満、商売繁昌の神と崇敬されている。
16:30 次はここから47㎞先にある寒川神社に向かった。箱根新道脇には残雪が残っていたので2月は注意だ。
箱根神社
住所 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1 TEL 0460-83-7123 参拝時間 7:00~17:00(駐車場) 授与所 8:30~17:00 駐車場有(無料)
17:30 小田原の国道1号線の一区間は渋滞がいつ来ても凄い。
18:22 寒川神社に到着。寒川神社の神門の開門時間は6:00~日没で5回目の参拝。
第一駐車場は封鎖されていて2台分だけ道路付近に止められた。境内には綺麗なトイレがあり休憩するのに有難い。
寒川神社の夜の参道。灯篭が灯り神秘的。
夜の寒川神社神門。神門前に賽銭箱が置かれ夜でも参拝で来た。迎春ねぶたがライトアップされ迫力がある。
18:30 今回の旅の感謝と帰路の無事を祈り下道で千葉へ帰る。
22:00 帰宅。
寒川神社
住所 神奈川県高座郡寒川町宮山3916 TEL 0467-75-0004 参拝時間 6:00~日没 駐車場有(無料)