2007/9/15~17 2泊3日 走行1300km (ページ2/7 1~2岩間温泉元湯 3親谷の湯 4静心庵 5飛騨高山 6新穂高の湯 7塩沢温泉))前のページへ
岩間温泉元湯は景色の良い場所に立派な岩風呂があった。
10人位は入れそうな広さだった。目の前には川が流れ自然の音がいい。
6:40 温度を調べてみると少し温かった。服を岩場に置いて早速入浴してみる。
ガッチャのいつもの唐草模様のタオルが見つからなかったらしく、今回は愛ちゃんタオルだった。唐草模様タオルは中々売っていなく、東京のデパートに行かないと手に入らない高級品だったとはしらなかった。唐草リュックの様に100円ショップで買っていたと思っていた。クラチョンはいつもの黄色いドカチンタオルだった。湯船の底はヌルヌルだと思ったら少しくらいだった。近くにブラシがあったので有志の方々が掃除してくれている様だ。
源泉だと思ったパイプは川から引いてきた水だったらしく、源泉はその下のパイプから出ていた。川の水が出るパイプにはバルブが付いていて、水の出る量を調節して湯船の温度を調整するみたいだ。バルブが全開になっていて水がたくさん入っていたせいで温かったらしい。水を止めるとだんだん暖かくなってきて丁度いい温度になってきた。源泉は結構熱い様だ。お湯は透明で山っぽい臭いがした。 ガッチャは某航空会社で働いていてあまりのストレスで顔半分が顔面麻痺になり温泉で治療していた。
クラチョンがデジカメのタイマーで記念撮影しようとして何回も失敗していた。(湯船が少し滑るので戻れなかったみたいだ。)その間にみんなのぼせてしまい諦めた様だ。
山々に囲まれた大自然の中にあり現実離れした空間。
陽射しも出てきて良い景色を眺めながらの入浴は最高だった。
7:20 満足し、ここからさらに1時間程歩いた所にある、この旅メインの岩間噴泉塔に向かう事にした。
歩き出すといきなり猿の群れに遭遇し、写真を撮ろうとしている間に逃げていってしまった。今まで見た猿の中で一番逃げ足が速い感じがした。先に進むと道は急に無くなり茂みになっていた。
地面を見てみると、かろうじて道っぽい感じがあった。ガッチャは蛇対策に道で拾ったこんぼうで地面を叩きながら突き進むが、少し進んだ所で折れてしまった。草は背丈位に伸びているので半袖では危ないのでいったん上着を着に少し戻る。
切り込み隊長のガッチャが草をねじ伏せながら突き進む。進めば進むほど道はどんどん悪化し危険な感じがしてきた。体中に小さいアリや虫が付いてきて大変だった。
7:40 あまりに道がひどいので道が違う様な感じがして少し戻ってみてみたが何も無かった。また猿と遭遇し、またすばやく逃げられてしまった。さらに進むか考えたが遭難しそうだし危険そうだったので残念ながら戻る事にした。
7:50 少し戻ると猿と遭遇した場所に温泉卵が作れそうな源泉地帯を見つけた。源泉の上からもの凄い蒸気が出ていて、ガッチャが温度計で命がけで測ったら80℃位あったらしく、本当は岩間噴泉塔の源泉で温めるはずだった、卵とレトルトカレーとご飯を源泉の蒸気にセットして待った。
ガッチャの着ていたTシャツには富士山が描かれていて、有名なブランドシャツらしい。(波達?)待っている間ガッチャからきのこの山のチョコレートをもらった。お返しに駄菓子屋のアメをあげた。ガッチャにタカ&トシ風に「大阪のおばちゃんか!」と突っ込まれた。
8:10 取り出してみた。温泉の蒸気で作った温泉蒸気卵とレトルトカレーとライス。
温泉蒸気卵は少し熱しすぎたせいか、白身は半熟だったが黄身は少し完熟に近かった。ガッチャが持ってきてくれた沖縄の塩のあじまーすを振りかけて食べた。
ガッチャは北陸道にある有磯海SAで買った、北鉄レストランの氷見牛カレーを食べ美味しかった様だ。景色も良く苦労した後の食事は格別だった。食事も終わり戻る事に。
8:30 岩間噴泉塔に行けなかったが絶景の景色を見ながら道を下って行った。
8:35 岩間温泉元湯に近づいた頃にふと横を振り向くと、なんか小さい看板があった。近づいて見てみると岩間噴泉塔への案内看板だった・・・。正面に看板があれば気づいたのに横では気づかなくて直進してしまった様だ・・・。昼食用のカレーや卵は食べてしまったし、モチベーションは下がっていたので取り合えず少しだけ記念に歩いてみる事にした。
せっかくここまで来たのでゆっくり登って岩間噴泉塔を見て帰ろうと思い進む事にしたが、道は人一人分しかない道で横は崖になっていて、地面は濡れているし滑ったらかなり危険な感じだった。
さらに進むとけわしい山道になっていて、不眠で体調の悪い状態で登る自信がなかったので残念ながらあきらめる事にした。ガッチャは山に慣れているし超人なので登るのは全然大丈夫そうだったが、自分とクラチョンのレベルがまだ足りなかった。
岩間噴泉塔は国指定特別天然記念物に指定され、100℃近い温泉が噴出していて、川の水と調整して手製の温泉に入れる野湯があったのに残念。
8:50 岩間温泉元湯を過ぎ、駐車場へ戻る。また平坦な崖沿いの道を歩く。
陽射しも差してきて暖かかった。山々の景色もよくなってきた。小さい虫やハチ等が良く飛んでいて、体当たりしてきた。
遠くに見える山の真ん中が道になっている。道を切り開いてくれた先人に感謝して進む。
落石現場でガッチャとクラチョンが石を持ち上げ力もち対決をしていた。岩は密度が凄いらしく結構重いらしい。道の途中で登山装備の人とすれ違った。クラチョンにさりげなく「蛇また踏まないようにね~」とうながされ、ふと足元を見てみると、偶然にも行きに見かけた「猿か熊らしきウンコ」をクラチョンが踏みそうになったので慌てて「クラチョンウンコ!」と言ってクラチョンがびっくりして崖に落ちそうになり危ういところだった。
9:25 駐車場に到着した。朝は一台も止まってなかったのに駐車場には車が4~5台位止まっていた。
また危険なガードレールも無い崖沿いの一車線道をガッチャが突き進む。天気が良く景色が壮大だった
9:35 遠くの道を見て対向車が来ているか警戒した。警戒したとたんに(テトラポットみたいなコンクリート)を積んだ大型トラックが2台同時に進んできて、ガッチャは坂道を登りながらバックで100メートル位待避所まで戻り交わせた・・・。ガッチャの見事な運転テクニックのおかげで難は逃れた。少し進むと広い場所にクレーン車が止まっていて、近くにテトラポットみたいなコンクリートが山積みになっていた。2台のトラックはこれから何回も往復する様だ・・・。
この後もう1台の車とすれ違った・・・。絶景を眺められる道だったが恐怖が勝り二度と走りたくない・・・。国道に戻り白山スーパー林道に入って無料で入れる親谷の湯に向かった。