一人旅 伊豆旅行5 蛭ヶ島公園 伊豆の国 大河ドラマ館
2022/7/11~13 2泊3日 走行500km (ページ11/27 1寒川神社 2~5山中城跡 6山正 沼津南店 7北条氏邸跡 8守山 展望台 9~10桂の泉 11蛭ヶ島公園 12~15修善寺温泉 16~18坂聖・玉樟園 19松原公園 20堂ヶ島のトンボロ 21~22堂ヶ島公園 23イカ丼 24はんばた市場 25黄金崎公園 26大瀬崎 27大瀬神社) 前のページへ
10:23 大河ドラマ館に到着したが駐車場が何処だか良くわからず周囲をしばらくさまよっていたら蛭ヶ島公園があり先に寄る事にした。
蛭ヶ島公園は田園地帯の中にポツンとある。
蛭ヶ島公園入口には遺跡 源頼朝公配流の地 蛭ケ小島(ひるがこじま)の碑があった。
平治の乱で敗れた源頼朝の父・義朝が暗殺され、頼朝は奇跡的に助命され蛭ヶ小島に配流された。源頼朝は1160年に14歳で伊豆に配流となり、34歳で旗揚げするまでの20年間を蛭ヶ小島で過ごしていたと言われ、現在蛭ヶ島公園となっている。
しかし伊豆国での流人生活は史料としてはほとんど残っていなく、歴史的には「伊豆国に配流」と記録されるのみで、歴史書の「吾妻鏡」では頼朝の流刑地について「蛭島」とのみ記し真偽のほどは不明。当初は伊東にいた説もある。
蛭ヶ島公園駐車場。無料で普通車13台・大型車2台止められる。大河ドラマの影響か平日でもひっきりなしに観光客が訪れる。
駐車場には綺麗な花畑があった。
頼朝と政子の梛の葉の縁結びの碑があった。
北条時政が大番役の一人として京に上がり伊豆を留守にしている間(1177年頃)31歳の頼朝と21歳の政子は恋に落ちた。源氏の御曹司と結ばれた事が表沙汰になると面倒なことになると考えた時政は政子を伊豆国の目代(地方官の代理人)の山木(平)兼隆の元に嫁がせようと企てるが祝言の晩政子は山木館を脱出し、熱海の伊豆山権現に逃げた。当時の伊豆山権現は格式高い神社多数の僧兵が山にこもっていたので、兼隆も時政も手出しできず、政子の手紙を受け取った頼朝は伊豆山に行き政子と相会することが出来き、伊豆山権現の保護により夫婦になることが出来た。
近世中期の投節のひとつに「こんどござらば持て来てたもれ、伊豆のお山(伊豆山権現)のなぎの葉を」という歌がある。女性の方から男性に「梛の葉を御守りにしたいから持ってきてくださいね」という意がこめられている。当時の俗信では梛の葉を鏡の裏に入れて御守りにすると願いが叶う(結ばれる)とされていた。頼朝と政子の熱烈な恋愛は伊豆山権現で成就したので、この故事にならい梛の葉は当時の女性のあこがれであり願いであった。梛を鏡の裏の御守りにすることは1624年~1736年頃まで流行したそうだ。
駐車場には静岡県指定有形文化財の旧上野家住宅の伊豆の国市歴史民俗資料館があった。見学自由。
この民家は旧韮山町に江戸初期から続く上野家の住宅で18世紀中頃以前に建造されたものと推定される。近くにある重要文化財の江川家住宅と構造が同じで現存する庶民農家の住宅としては例の少ない古い形式。所有の上野氏から寄贈され歴史民俗館として移築復元された。
岩手県の一関にある農家の田舎を思い出す。30年前の記憶がよみがえり木造や土間の独特の臭いが懐かしい。
蛭ケ島公園内にある無料休憩場の蛭ケ島茶屋あり軽食も食べられる。静岡茶を無料で頂けるそうだ。
蛭ヶ島の夫婦(ふたり)の像。富士山を眺めるように頼朝と政子の像が立っている。
本来は綺麗な富士山が見えるはずだったが天気が悪く見えなかった。
頼朝は1180年に源氏再興を祈願し百日間、蛭ヶ島より三嶋大社に日参した。距離は約10㎞ある。見学の所要時間は5分~10分ほど。富士山が見えないとちょっとがっかりなスポットだった。近くには韮山城跡や江川邸(韮山役所跡)や山木兼隆館跡があり時間があれば。
次はこの通り沿いにある大河ドラマ館に戻った。
蛭ヶ島公園
住所 静岡県伊豆の国市四日町17-1 営業時間 見学自由 定休日 無し 駐車場有(13台 無料)
10:39 大河ドラマ館(伊豆の国市 韮山文化 センター 韮山時代劇場)駐車場に到着。蛭ヶ島公園の通り沿いにあった。駐車場は無料(180台)
駐車場から道路を渡ると大河ドラマ館のある、伊豆の国市 韮山文化 センター 韮山時代劇場がある。大河ドラマ館までは右側の道を少し歩く。
伊豆の国 大河ドラマ館は2022/1/15~2023/1/15の間会館の予定。開館時間は9:00~17:00で休館日は毎月第1水曜日(5月、8月、令和5年1月は無休)
大河ドラマ館は設置場所や事業規模で市議会が紛糾し、予算は3分の1以下の8700万円に縮小し4度目の採決で開館にいたる。鎌倉市にも大河ドラマ館がある。鎌倉市の予算は6億6500万と規模が大きい。
7月29日に入館者10万人達成。
10:40 大河ドラマ館に到着。
左の方には物産館がありお土産を販売している。露店ではスイカやアイスクリームを販売していた。
大河ドラマ館入口の右側に券売機がある。
左側にある大ホールの壁には壁画が作成中だった。
韮山ゆかりの武将の北条早雲かもしれない。後で調べたら「武士対陣」というトリックアートの作品だった。伊豆の国市では大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送を機に市内に点在する北条家をはじめとする伝記伝承等を観光資源として活用し、周遊を促進するため市内5か所にトリックアートを整備したそうだ。
江間いちご狩りセンター(伊豆の国市南江間800-1)
江間公園(北条義時館跡)(伊豆の国市南江間828-4)
古奈もみじ公園(伊豆の国市古奈60-1)
道の駅伊豆のへそ(伊豆の国市田京195-2)
右の方の建物にトイレがある。階段を上がった先に富士山撮影スポットがある。
右側から建物沿いに通路を歩き大河ドラマ館に向かう。つるし飾りがあった。
券売機の前にはスタッフの方が常駐していて券の買い方を教えてくれる。入場料は一般400円(中学生以下100円)・団体(20名様以上)一般300円(中学生以下50円)。イオンカードをスタッフの方に提示すると100円(5名迄 中学生以下50円)割引になる。イオンカードを持っていたので100円割引になり券売機で「イオンカード300円」のボタンを押して発券した。伊豆の国市市民は200円等複数の割引があり、この先の入口前にも券を確認するスタッフの方がいて、この割引の確認の為にスタッフの方がここに常駐するのは無駄な気がした。
券売機の隣に観光パンフレットがたくさん置いてあった。
受付で券をスタッフの方に渡し、入場記念証と大河ドラマ館内の案内のパンフレットを受け取る。伊豆の国大河ドラマ館は韮山文化センター(韮山時代劇場)の映像ホールにある。
入口からスロープになっていて降りて行く。ここにもスタッフの方が常駐していて、シアターの説明や出演者のサインとシアターは撮影禁止と注意事項を説明される。館内はドラマ館を作る作らないで揉めたこともありかなりコンパクト。平日でもお客さんはひっきりなしに訪れ常に20人位はいた。
「鎌倉殿の13人」の世界ではストーリーやパネルで紹介している。
北条泰時・北条義時・北条時房の等身大パネル。イケメンぞろい。
源頼朝・政子のパネル。政子の衣装はまだ質素で初期の頃。
八重姫・源頼朝のパネル。昨日は八重姫を祀る真珠院に辿り着けず申し訳ない。
北条時政のパネル。お茶目な感じが出ている。
北条義時兄の北条宗時の衣装の甲冑の展示。撮影使用品。大河ドラマでは前半で善児に暗殺されてしまい、演技力が凄く存在感があったのでしばらく宗時ロスになった。
北条義時と八重姫・千鶴丸の衣装の展示。八重姫と千鶴丸の衣装は撮影使用品。
北条政子・大姫の衣装の展示。撮影使用品。
フォトスポットでは大河ドラマで頼朝と義時が一緒に温泉に浸かるシーンで烏帽子をかぶって記念撮影できる。スタッフの方が常駐していて撮影してくれる。
小道具展示。八重が頼朝へ宛てた矢・りくのおみくじ・頼朝の髻(もとどり)観音像等。
フォとギャラリー。この先にあるシアターコーナーではドラマのダイジェスト紹介やメイン出演者のインタビュー、伊豆の国市で行なわれたオープニングセットロケのメイキング映像、市内の北条家ゆかりの地を紹介している。上映時間は20分で上映ごとにスタッフの方が「今から始まります」と声掛けしていた。中には20人位が密集して拝見していた。出演キャストのサイン色紙もたくさんあった。撮影禁止でスタッフの方が常駐している。撮影しないと忘れてしまうので撮影禁止なのが残念。
鎌倉殿の13人の序盤の伊豆の国市に作られたオープンセット。場所は公表されていない。
シアターを拝見しても所要時間は30分程だった。小規模であまり見所は少ないが美男美女の等身大パネルや大音量で上映されているメイキング映像などあり少しだけ「鎌倉殿の13人」の世界観を感じた。
11:25 次はここから13㎞程先にある修善寺温泉街の観光に向かった。